もはや禁煙では無いと思いますが、とにかく30年の喫煙者から非喫煙者に変わって4年が経過しました。昨年までは、やめることができた理由をあれこれ分析して言葉にしていたのに、今はそんなことも忘れて、というか吸っていたことさえ忘れている気がします。5月31日は世界禁煙デーでしたが、ストレスなくタバコをやめられた私の例を、あらためて確認しておきます。過去に記した禁煙方法はこちら。
そもそもやめる気ないから…
30年間喫煙を続けていたわけですから喫煙者の気持ちはわかります。自分はタバコをやめようと思わないから関係ない!という人はたくさんいます。実際そうでしょう。でも一度もやめようと思ったことはないかというと、そうではないだろうと思います。過去にはやめようと思ったこともあるけど、結局やめられず、もはややめる気がなくなったというのが正直なところではないでしょうか。私もそうでしたから。
タバコの害については、嫌ってほど聞かされて自分でも分かってます。でもやめられない。そんな弱い自分を見たくなくて、…やめる気がない…という逃げに走ってしまう…認めたくないでしょうけど否定できないのではないでしょうか。
やめたいものを自分の嫌なものに置き換える
結局やめるには、向き合わなくてはならない!今はそう思います。ポイントは自分が嫌なものとタバコを重ねることだと思います。私の場合は前に書いたように「支配されること」でした。ホッとさせられたり、イライラさせられたり、ってタバコに支配されている証拠ではないか!そう思った時、タバコを全否定できたのです。
「タバコを吸っている状態」=「支配されている状態」。やめたいものを自分の嫌なものに置き換えてやめる手法は、心理学にも存在します。ポイントとしては、自分が心底嫌いなものにすること。モノでもいいし、コトでもいいし、本当に嫌なものだと考えたくもなくなるので、忘れちゃうんですね。これがタバコだと喫煙する行為さえ忘れちゃうんですね。だからストレスがない禁煙ができるんですね。
禁断症状は?
ニコチンの禁断症状はないのか?あると思います。あるけど、私の場合、「吸ってしまって、また支配され続けるのか?」と自分に問いかけると「嫌、支配されたくない。吸いたくない。」という思考が働いてブレーキがかかりました。なのでそれほどストレスはありませんでした。ですから、禁断症状を超える嫌いなものに重ねることが大事なんでしょうね。
やめて3年経ったころでも夢でタバコを吸ったことがあります。でも、禁断症状というよりも、単に喫煙という習慣が夢の中での行動として出現しただけだと思っています。長年の習慣ですから、簡単に消し去るのは難しいのかも知れませんね。でも、時間が経てば吸わない状態が当たり前になって、4年経った今は夢に見ることはなくなりました。
世界禁煙デーを境に、禁煙をスタートさせた方も多いのではないでしょうか?できれば、今一度マインドセットして、是非、禁煙を成功させてほしいと願います。