熊本地震から今日で3年。
昨年も、記録した内容とどう変化したか確認してみました。
熊本城
まだまだ、立入禁止区域だらけの熊本城ですが、今日は休日だけあって結構な人出でした。「わぁ、久しぶり〜。みんな考えること同じだね〜。」なんて会話も聞かれ、3年目という今日を意識して来た人も、結構いるのではないかと感じました。
まずは、戌亥櫓(いぬいやぐら)。昨年撮った写真は
で、今日撮ったのが、
そのままの姿を観光名所にしているようです。なので、以前は立入禁止だったエリアまで近づくことができて、こんな写真まで撮れました。奇跡の一本足ですねぇ。
二の丸公園からの熊本城は、大天守の外観が元に戻り、小天守の最上階が消失。
で、二の丸公園から天守閣までの道は、橋の手前まで侵入してこんな写真が撮れたんですが、
今は、ずっと手前で柵が設けられて、
同じ画角の写真は撮れませんでした。でも、どうやら計画の通り、天守閣優先の復旧活動であることが伺えました。
ただ、観光への配慮はされているようで、アクセスする道が一つ復旧していました。こちらの写真が昨年の二の丸御門跡です。
道は狭いですが、このように対処されていました。
石垣に囲まれた道の内側に、ワイヤーで固められた小さい石垣を設置することで歩行者を守っています。狭いけど安心感は十分でした。
こんな方法で安全が確保できるなら、場所によっては完全復旧ではなく、地震の爪痕を残すのもありかもしれません。
崩壊した建物のあと
建物に潰されたタクシー。実は、横にはみ出て見える緑色の物体もタクシーです。潰されたタクシーは一台や二台じゃなかったでしょう。幸い、けが人は無かったそうです。難を逃れたドライバーとタクシーで建物の上層階の住民を全員避難所まで無料で送り届けたエピソードは有名な話。
ご覧のように建物は変わりましたが、元の場所で頑張られています。応援したい会社ですね。
この映像も衝撃的でした。結構報道されてましたよねぇ。
今では、というより今でも、ご覧の通りです。さすがに、同じ場所に再建という選択肢はなかったんでしょうね。集合住宅ゆえの利権問題で、なかなか前に進めなかったとも聞きます。
元の状態を取り戻そうという活動もあれば、新しく生まれ変わろうとうい活動もあるでしょう。とにかく元気な熊本を取り戻すべく活動しているし、全国の様々な支援を受けています。大地震の体験で、人々の助け合う姿をたくさん見ました。私は助けられてばかりで、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。気持ちだけではなく、行動ができるように日頃から備えたいと思います。
それと、家族と自分の身を守る備えも大切です。家族の安全が確保できないと、周りには目が向きませんから。最低限の備えは社会人として必須だと、今は考えます。我が家も人数分の防災グッズ備えてますよ。持たない方は、是非、人数分の防災セットをお薦めします。