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熊本地震から今日で2年(余震)

2016年4月14日21時26分。

生まれて初めての大地震だった。立っていられないほどの揺れの中で、這ってドアを開けて逃げ道を確保したことは覚えている。妻と娘は入浴中。後から聞いたら、妻は風呂の中で波にさらわれ、娘は洗い場で風呂桶にしがみついていたらしい。

マンションの6階で体験したその揺れは、尋常ではなかった。幸いしたのは、停電しなかったこと。妻と娘は、服を着て逃げる準備、私は逃げ道の確認。被害状況が判らないので、エレベーターは使わず階段で降りるが、怖くて怖くて。途中で階段がなくなっていることも想像しながらの避難コースを確認した。

準備ができたところで、家族で一旦避難。大勢が通りに出て、様子を見ている。皆、家の中では落ち着かないのだろう。外からマンションをみると、しっかり立っている。倒壊するのでは?と心配したほどの揺れだったのに…。日本の耐震技術は凄い!と思った。

余震はあるものの、停電もなかったことで少し落ち着き、部屋に戻って寝ることに。この段階では、まさかこれが余震で、この後、本震に見舞われるとは誰も思わなかった。

部屋は、ぐっちゃぐちゃ。足の踏み場もない。怪我がなかっただけ良しとして、倒れるもののないスペースに布団を敷いて寝た。情報が錯綜し、益城町の惨状もこの段階ではハッキリしなかった。明日の予定もあるが、状況次第だろう。朝に、状況を確認して行動するしかない。そう考えて、寝ようとするが、やはり、興奮して寝付けなかった。

以上が、熊本市中心部に住む私の熊本地震の余震体験。やはり、記憶の鮮度が落ちて、忘れていることもある気がします。今後の防災対策に活かすためにも、備忘録として残します。

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