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車なんてなきゃないで困らない?

マンションの駐車場の記事。

マンション管理、「空き駐車場」の落とし穴
限界都市 NIKKEI Investigation
限界都市 経済 住建・不動産
2018/3/28 13:04

記事では、マンションの大規模改修費用について、不足している物件がほとんだとした上で、駐車場収入の見込み違いに触れています。

免許を返上する高齢者、車離れする若者のダブルパンチで、マンション駐車場は余るというのです。

そりゃそうでしょ。住居の中でも、中心地に集中するマンションは、私が知る範囲でもその傾向はありましたよ。地方都市でそんな状況だから、三大都市なんか深刻な問題なんでしょうね。

車が必需品なのは、交通の便が悪い田舎です。まちづくり三法の中心市街地活性化で、市街地の利便性は向上し、中心地は公共交通機関で充分生活できますから。

でも、地方では、これに気づいていない人が多いんです。いまだに車がなきゃ生活できないと思い込んでいる人。私の住む熊本市は政令指定都市の基準ぎりぎりの地方都市です。確かに、30を超えるまで車がない生活なんて私自身考えられませんでした。

車がなきゃ生活できないは幻想

きっかけは分譲マンションの購入でした。購入のために生活を見直し、削れるものは削ろうとゼロベースで生活費を見直したんです。すると、車の維持費がいかに高いかにびっくり。当時乗っていたハリアーをベースに、仮に10年に一回新車に乗り換えるとして、300万円の10分の1とそれだけで年間30万円。車検、保険、税金、メンテナンス、燃料を加算していくと、なんと年間80万円!

ということは、今後、車無しの生活をすると年収が毎年80万円増えるってこと。もちろん、別の交通費がかかるようになるので丸々浮いては来ませんけどね。でも、年間80万円をタクシー代で使ってしまうとも思えず、売っちゃいました。その後、2年間車無しの生活をしましたが、困ったことは全く無し。タクシーも月に2回は使っていないはずです。住宅ローンは抱えましたが、車一台手放しただけで、それほど負担にも感じずに済んだように記憶しています。

可処分時間が増えた!

「車がないと不便じゃないか?」と周囲によく言われました。確かに便利ではないけど、不便ではありません。そして、気づかなかった大きなメリットに気付きました。時間が増えたんです。人が持つ1日の時間は、皆等しく24時間です。が、車で通勤していた時は、20分の運転する時間は、運転のみに集中していました。(当たり前)

バスで倍の時間をかけて通勤するようになってからは、その時間がゼロ。ある意味お抱え運転手がついたようなもので、移動中に新聞読んだり本読んだり、モバイルでレポート書いたり。運転していたらできないことがなんでもできるようになりました。これが、思わぬメリットでした。

可処分時間が増えたってことです。すごいことです。年間80万円の可処分所得に加え、年間166時間(毎日40分)の可処分時間が増えたんですから。

都会の方には、当たり前で何言ってんの?ってことかもしれませんが、地方だと結構当てはまる人、多いと思いますよ。やってみて、初めてきづくってこと。

実は、8年程前に携帯電話をやめたことがありました。すでに誰もが持っている頃のことです。これも全く困りませんでした。みんな、必要だと思い込んでるだけで、なきゃないで困まりません。便利じゃないけど不便じゃない。車と同じです。ですが、こちらは「連絡がつきにくい」と周囲が迷惑していましたので悪しからず。

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