JR熊本駅の肥後よかモン市場が2018/3/17オープンしました。
このよかモン市場の目玉となるのが天外天のラーメンです。
ちょっとズラして13:30に到着しましたが、50名程が行列。夜のみの営業で、常に行列を作っていたお店です。これくらいは当然でしょう。
お店は、厨房を取り囲むカウンター席のみです。本店と同じですね。15席ありました。一人15分として一時間に60人。まぁ一時間はかからないだろうと思って待ちました。結果、50分で席に案内され、まぁ予測通り。ラーメン(750円)と餃子(400円)を注文。
このビジュアル。まさしく天外天。本日はよかモン市場オープンのサービスで煮卵サービス。
満腹!満足!
で、申し上げたいのが、実は向かい側に出店されているもう一軒ラーメン屋との比較です。博多駅にもある結構有名店です。こちらは、カウンター席15、テーブル席25、合計40席程度。
比較すると、こう
天外天 | 向かいの店 | ||
店舗面積(見た目) | 15坪 | 30坪 | |
席数 | カウンター | 15 | 15 |
テーブル | 0 | 25 | |
合計 | 15 | 40 | |
店員 | 厨房(社員2) | 4 | 5 |
ホール(社員1) | 1 | 3 | |
合計 | 5 | 8 | |
一人あたり滞在時間 | 15 | 20 | |
空席率(今日見た感じ) | 0% | 40% | |
客単価(想像) | 1,000円 | 1,000円 | |
原価率(仮説) | 35% | 35% | |
コアタイム(仮説) | 4H | 4H | |
売上/月 | 7,200,000円 | 8,640,000円 | |
原材料費 | 2,520,000円 | 3,024,000円 | |
労務費(社員2,000円/h、パート900円/h) | 1,872,000円 | 2,520,000円 | |
FL値{(原材料費+労務費)/売上} | 61% | 64% | |
水道光熱費(売上の10%) | 720,000円 | 864,000円 | |
テナント料(30,000円/坪) | 450,000円 | 900,000円 | |
利益 | 1,638,000円 | 1,332,000円 |
【算出条件】
稼働時間:8h/日 稼働日数30日
ざっとした計算ですが、天外天の効率の良さが分かりますね。これに、設備投資による減価償却費を乗せると、更に格差が広がります。なぜなら、天外天は壁も無い通路に面した作りで、カウンター下の部分もコンクリ剥き出しのシンプルデザイン。経費かけてません。
ちなみに、飲食店の黒字経営の指標は、FL値60%以内です。越えると赤字に近づきます。もちろん、ざっとした計算なので鵜呑みにしないでくださいね。平日の状況はガラッと変わると思うので。(特に、平日がビジネスマン中心だと行列までは作りませんから。)
お店にすると余計なお世話ですが、コンサル目線で想像して見ました。
とにかく夜のみの営業だった天外天が、駅ナカに出店したと言うこと。県外の皆様は、泊まりでないとなかなか食せなかったと思います。これからは、日帰りでも天外天のラーメンが試せるかもしれませんよ。